講師 備酒伸彦 先生
兵庫県但馬県民局但馬長寿の郷 企画調整部 地域ケア課
講演内容 発想大転換: 一人一人の地域ケア・地域リハ
備酒氏の講演、やはり印象的なものでした。「思いこみ」をわかってもらうため、だまし絵から、漢字の作成パズルまで用意されていました。
本論も、非常に明快で、地域の利用者の方の気持ちを考えよ、その上でプロとして行動せよ、でありました。それが「思いこみ」を変えなさい、なわけです。地域ケアをするスタッフは一型でも1型でもなく、せめてT型、出来ればπ型になれ、という説明もありました。これは、知識が広く浅くでも、一点が深くのみでもなく、深い専門知識を持ちつつ広く全般を知る人になりなさい、さらには、深く知る領域がいくつもあればもっといい、だそうです。なるほどと、思いました。
備酒先生の書かれた本の書評「異色の「地域ケア」論であり,大胆極まりない一書というべきだろう。とにかく,この世界の既成概念や固定観念(著者の言うところの「思い込み」)を覆してやろうとする気魄に満ちている。 ... 数年間寝たままだった老婦人のために,「外をみてみたいだろう」と考えて,ガラスの引き戸を上下「ひっくり返し」たところ,彼女は起き上がりばじめ, ... <書評の全体はここをクリック> 」を彷彿とさせました。
会場 三重県総合文化センター
2003.11.12 SS