藤田医科大学医学部 連携リハビリテーション医学講座

Liaison Reha

Fujita Health Univ

メンバー

2013.10 - 2014.3 前田寛文助教

2014.4 - 岡崎英人准教授

活動

2014年度まで市立伊勢総合病院への継続的なリハビリテーション科医師派遣の準備を行った。2015年度より藤田保健衛生大学医学部リハビリテーション医学II 講座からの常勤医配置が始まった。2017年度からは淺野直樹医師が勤務した。さらに藤田保健衛生大学医学部連携リハビリテーション医学講座およびリハビリテーション医学II講座より1名(岡崎英人) を、週1日、市立伊勢総合病院に派遣した。

市立伊勢総合病院においては回復期リハビリテーション病棟のレベルアップ、回復期リハ病棟回診、病棟カンファレンス、病棟スタッフの臨床教育、運営効率向上の助言、臨床機器の整備を行った。また病院内の急性期との連携のため、毎週の整形外科病棟回診も継続し、内科とのカンファレンスも持ち院内からの回復期患者も増えている。コロナウイルス対策のため病棟稼働率を落としてのコントロールが必要であったが回復期病棟の稼働率が80%以上を維持している。地域連携のため地域の開業医、ケアマネージャー、地域包括支援センターからのリハビリの必要性の有無や訓練内容に対する相談外来も開始し、装具や義肢の相談も増えている。医学部リハビリテーション医学II講座教授(園田 茂)も今後の全体計画立案に参画した。

地域医療施設、福祉施設スタッフへの指導・教育を通じたネットワークの構築に向けて、医療者向けの講義をオンラインで行った。また伊勢市健康福祉部との共同事業として、フレイル予防事業を始め、今年度は介護予防の体操(10秒運動 https://hospital.city.ise.mie.jp/10byo-undo/)を作り、二見のモデル地区への導入を行った。

リハビリテーション医療のレベルアップのため、臨床研究を励行している。具体的には、脳卒中患者の歩行能力評価の研究、シーティングの科学性担保のための研究、ロボットリハビリテーション、脳卒中患者の麻痺やADL改善の検討、高次脳機能障害の評価・対応法の検討、歩行障害の評価・治療、筋力増強のための電気刺激法、症例検討等の研究を継続した。