三重県、青山高原の裾野、藤田学園の原点
私を支えてくれたたくさんの人たち
看護部 1階病棟看護長 菊川栄子
私は平成7年1月に七栗サナトリウムに就職をしました。5階内科病棟に配属となり、結婚、出産を機に3階リハビリテーション病棟に異動。2階回復期リハビリテーション病棟の立ち上げにより、新しい病棟へのお引越し、2人目の子供を出産後は一般病棟へ配属となり、その後、現在の緩和ケア病棟で看護長として働いています。
七栗サナトリウムに就職し、その後結婚、2人の子供の育児(??)に今も奔走中ですが、核家族であるにもかかわらず、夜勤をしながら、ここまで看護師を続ける事ができたのも、一緒に働き助けて下さった諸先輩方、その当時のスタッフの皆様がいてこそです。この場をかりて、心よりお礼申し上げます。
今、所属している緩和ケア病棟は、1997年に全国初の大学病院として緩和ケア病棟の認可をうけました。18床であった病棟が、2010年には増床し20床となりました。
歴史ある病棟で看護長を務める重圧はありますが、ここでも、様々な人々に支えられながら、看護師を続けています。
患者さん・ご家族からよく頂く言葉があります。「あんたの教育がええで、ここのスタッフはいい子ばかりや・・・」私はその言葉を頂いた時いつも「そうなんです。私は優秀なスタッフに恵まれて、ほんとうに幸せです、スタッフが頑張ってくれるから、私は患者さんから嬉しい言葉をいただける・・・」とお返事をします。心からそう思います。共に働くスタッフに支えられ、そして患者さん・ご家族の力になりたいと思いながら、反対にそのお言葉に励まされ、支えられながら看護師を続けている・・・。本当に感謝の日々です。
また、緩和ケア以外にも、リハビリテーション、リウマチ医療、認知症医療と専門に特化した当院においてはその医療チームの協働が不可欠です。緩和ケアの特色として、そのチームの一員にボランティアさんが含まれます。ボランティアさんと作り出す患者さん・ご家族のための季節の行事を通して、私たちは、ボランティアさんから、人生の大先輩として学び、患者さん・ご家族とのかかわりの中で、看護師としてのやりがいを感じながら明日につなげていけるのです。
そして、他の医療チームのメンバーと切磋琢磨しながら支え合い、25周年を迎えることができた七栗サナトリウムという大きな器があってこそ、私たち看護師は、やりたい看護が実践できるのだと思います。