合同市民公開講座・ナイチンゲールフェアに参加してきました!

 5月27日、津市久居アルスプラザにて3年ぶりに合同市民公開講座・ナイチンゲールフェアが開催されました。三重中央医療センター、榊原病院、七栗記念病院が協働して地域の健康を考える機会として2018年から活動が始まりました。毎年『身近な地域包括ケアシステムのお話し〜連携で老いと病を支えます、津の仲間が、津の街で〜』と共通のテーマが掲げられ、最初に津市職員が地域包括ケアシステムについて講演を行います。

 今年は「大腿骨近位部骨折」に焦点を当てた“急性期病院の治療”、“回復期のリハビリテーション”についての講演が用意され、医師が絵や写真を見せながら分かりやすく解説しました。

藤田医科大学七栗記念病院 リハビリテーション科 岡崎英人 准教授

 最後に病気や怪我をしても住み慣れた場所でその人らしく暮らすためのポイントを当院の理学療法士が訪問リハビリの立場からお話しました。

藤田医科大学訪問看護ななくり 堀 和朗 理学療法士

 ナイチンゲールフェアは、5月12日の「看護の日」にちなんだ催しで看護師だけでなく多職種がそれぞれの専門性を発揮して来場者の健康チェックを行いました。私たちも三重中央医療センターの理学療法士と一緒に「フレイルチェックと健康体操」のブースを担当しました。

三重中央医療センターの理学療法士と七栗記念病院の理学療法士・作業療法士

 予防という観点から現在のからだの状態を点検し、健康を維持のための注意ポイントや体操を紹介させていただきました。①痛み、②フレイル、③転倒予防、④認知症予防の4種類のミニレクチャーと予防体操の指導を行いました。自由参加であるにもかかわらずレクチャー毎に20名を超える市民の方が、活発かつ真剣に体操に取り組んでいただき、おかげさまで、大盛況のうちに終了いたしました。

健康指導体操:藤田医科大学七栗記念病院 蔵田祐一 理学療法士

 地域の方の健康に対する意識の高さを肌で感じる機会となり、理学療法士、作業療法士の専門性が地域の中でお役に立ったことに喜びを感じた1日でした。


<2023.6.11> 

                                                                  

 

    

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