2023.8.17(木) 19:00-19:40 学生向け オンラインセミナー形式
講演1:冨田 憲 先生(藤田医科大学七栗記念病院 リハビリテーション部 専門技師)
講演2:園田 茂 先生(藤田医科大学リハビリテーション医学Ⅱ講座 教授)
講演1:その歩容の問題点って、本当に問題 ? 学んだ知識を実場面で活かす極意とは !?
理学療法士の学生に向けた脳卒中片麻痺患者の歩行分析
講演2:どこまで予測できる!? 脳卒中患者のゴール設定
脳卒中患者の帰結予測の現在地
講演1:その歩容の問題点って、本当に問題 ? 学んだ知識を実場面で活かす極意とは !?
歩行分析を単純化することで、現象を正しく理解すること容易となる。重心などを考える際、運動学的な視診を重視することが大切である。歩行は、重心を左右に受け渡しながら前方に進めるゲームと捉え、各関節がどう動くとそれが可能になるかを考えて分析する。脳卒中患者は、片麻痺をいう障害を持ちながら歩行の再獲得を目指し、代償戦略を用いる。適切な代償歩行は問題点ではなく目標とする歩行になる場合がある。
講演2:どこまで予測できる!? 脳卒中患者のゴール設定
急性期の脳卒中患者帰結予測では詳細なADLレベルがわからない事が多い。簡単な動作、年齢、下肢Brunnstrom stageを使う二木の予測は有用である。回復期でADLの予測をしようとした時、運動麻痺や体幹バランスのみで予測する事は難しい。入院時ADLには体幹バランスやその他の阻害因子の影響が含まれているため、入院時ADLと退院時ADLの関係(曲線)をベースに考えると良い。その曲線を変化させる要素としては、訓練量や脳出血と脳梗塞の違いなどがある。
講師の園田 茂先生(左)と冨田 憲先生(右)
藤田医科大学七栗記念病院 七栗記念ホール(オンライン形式)
〒514-1295 津市大鳥町424−1
<2023.8.25>