理念・基本方針
藤田医科大学七栗記念病院の理念と基本方針は平成15年4月に策定されました。
平成18年7月に栄養サポートなど強化された特色を盛り込む修正を基本方針に加えています。
さらに平成20年8月に文言を一部見直し、当院の医療の特色から当然実践すべきチーム医療について言及しました。
平成21年6月には患者参加、医療安全の文章を追加しました。
平成25年4月に、内科の特色であるリウマチ医療を認知症医療に変更しました。
平成30年10月に、理念を変更しました。
この病院が皆様にさらに貢献出来るためにはどうしたらよいか、常に考えながら進んで参ります。
そのため、理念と基本方針は少しずつ変わっていく可能性がございます。
理念
我ら、弱き人々への無限の同情心もて、
片時も自己に驕ることなく医を行わん。
基本方針
- 科学性と専門性の高い独創的なリハビリテーション、緩和ケア、栄養サポート、高齢者医療を追及することで、地域に貢献します。
- 患者さん・ご家族のお話を聴き、十分説明を行い、同意を頂いて医療を行います。
- 患者さんの医療への参加を促し、医療安全の向上に努めます。
- 医療従事者間の情報共有を適切に行い、チーム医療を有効に機能させます。
職業倫理
- 患者さんの生命を尊重し、人間としての尊厳及び権利を尊重します。
- 患者さんの国籍、人種、信条、年齢、性別、社会的身分、経済的状態、宗教、性的志向や性同一性、障害の有無に係らず公平な医療の提供に務めます。
- 病院内で提供される医療行為は、患者さんの利益のために行います。
- 患者さんおよびご家族が、治療について理解できるまで説明と情報提供を行い、治療方法等を選ぶ権利を尊重します。
- 患者さんの個別性を重んじ、患者さんとの信頼関係を築くよう務めます。
また、患者さんからの意見を聞く態度を常に持ち続けるよう務めます。 - 患者さんのプライバシーの権利を保護するために、個人情報の秘密を守り、患者さんの不利益にならないよう務めます。
- 全職員が職責に応じた知識・技術の研鑽、健康の増進につとめ、的確で最新の医療が提供できるように務めます。
- 診療録は、治療経過の記録のみならず質を保障するために重要であり、記録の作成に務めます。
- 医療の円滑化及び患者さんとの信頼関係を保つ為にも、診療録開示の求めに応じます。
患者さんの権利
- すべての患者さんにおいて、人格・価値観が尊重され良質な医療を公平に受ける権利があります。
- 患者さんが未成年や高次脳機能障害等で合理的な判断を下すことが難しい場合であっても、患者さんはもちろん、ご家族等の意思は充分に尊重され、最善の医療を受ける権利があります。
- すべての患者さん(国籍、人種、信条、年齢、性別、社会的身分、経済的状態、宗教、性的志向や性同一性、障害の有無にかかわりなく)は、必要に応じて、最善の医療を受ける権利があります。
- 病院にて提供される医療、接遇、環境等に対して意見を述べるなど、医療に参加する権利があります。
- 病状、薬剤、検査、治療方針、見通し等について、わかりやすく納得できるまで説明と情報を受ける権利があります。
- 十分な説明と情報提供をもとに、自らの納得と自由な意思に基づき自分の受ける医療行為に同意、選択、あるいは拒否や同意を撤回する権利があります。また、セカンドオピニオン(第3者による評価や意見)を受ける権利があります。
- 自分の診療記録等の開示を求める権利があります。
- 診療の過程で明らかになった個人情報は保護され、プライバシーを侵害されない権利があります。
- 研究途上にある医療、医療従事者の研修や教育を目的とした医療に関し、その目的、危険性等について十分な情報提供を受け、それを受けるか否かを決める権利があります。
- 他施設の医療を受けようとする時は、継続的な医療となるよう、医師から情報の提供を受ける権利があります。
患者さんへのお願い
- 良質な医療が受けられるよう、あなたの健康に関する情報を医療提供者に対し、正確に伝えてください。
- あなたに行われる医療の内容を十分に理解していただくため、不明な点はいつでも説明を求めることができ、また質問をおこなうことができます。
- いかなる理由があろうとも他の患者さんや医療従事者等への暴言・暴力行為は許されることではありません。社会人としての節度ある言動をお願いします。