理念・基本方針

緩和ケア病棟の理念・基本方針

初版2005年 1月28日
改訂2017年 4月 1日

Ⅰ.理念

緩和ケアとは生命を脅かす疾患による問題に直面している患者さんとその家族に対して痛みやその他の身体的、心理社会的そして、スピリチュアルな問題を早期に発見し、的確な評価と対応を行うことによって、苦しみを予防し和らげ、患者さんとその家族にとってできる限り最高の生活の質(QOL)を実現することである。

Ⅱ.基本方針

1.終末期がん患者さんに対する代謝・栄養学を駆使した精神(こころ)にも身体(からだ)にも優しい緩和医療の確立とその提供
2.①癒し環境の提供、②全人的医療の実践、③緩和ケアNST(栄養サポートチーム)の設立、④コミュニティの構築、⑤腫瘍学の導入、⑥自立型地域連携の創設、⑦情報共有と発信力の強化、⑧幸せな人生の提示(劇場型緩和ケアの開発)
3.WHOの新しい緩和ケア概念であるがん治療早期からの緩和ケアの提供